• 地元 潟上市昭和豊川から
  産出した「土瀝青」を
  社名として命名しました。

  豊川油田

  日本の地質百選（2009年）

• 

江戸時代後期、豊川村真形に居を構えた初代黒澤利八（1765～1839）は、田畑の厄介者であった天然アスファルト（当時は土瀝青）を利用した産業を興した。初めは油煙の製造で、土瀝青を蒸し焼きにして、煤を出し、その煤を集めてニカワで固めて油煙墨（ゆえんすみ）を作って販売した。当時としては評判も良く、江戸・京都や大阪まで流通したが明治中頃以降にはほとんど行われなかった。
その後、東京神田の昌平橋で日本で初めてアスファルト舗装をしてから、天然アスファルト（土瀝青）は道路・橋梁の舗装敷材等、防水・防湿の建資材に広がると共に多方面に需要が増大した。